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コラム

5.②満7歳になるまでに集団予防接種を受けた方

集団予防接種を受けたことは,「母子健康手帳」または「予防接種台帳」の記載で確認をすることになりますが,ご自身の「母子健康手帳」を現在もお持ちになっていらっしゃる方はそれほど多くありませんし,「予防接種台帳」に接種記録が残っている方も限られておりますので,実際には,陳述書や意見書等を提出することで,この要件は満たすことになる方が大半です。

ですから,母子健康手帳をお持ちでない方も安心してください。

母子健康手帳がない場合の必要な資料の説明をします。

まず,「接種痕意見書」が必要になります。これは,定型の用紙がありますので,医師に種痘またはBCGの接種痕が残っていることを確認して記載してもらうことになります。
ほとんどの方は腕にまだ接種痕が残っています。

次に,「満7歳になるまでの居住歴が確認できる住民票又は戸籍の附票の写し」で,満7歳になるまでの居住歴が確認できることが必要になります。

住民票も戸籍の附票も市区町村が発行するものですが,こちらはご事情に応じて必要書類が異なります。

また,戸籍の附票は保存期間を経過している等の事情で提出できない場合もありますが,その場合には,戸籍の附票が存在しないことを市区町村が証明した戸籍の附票の不存在証明書というものを提出することになります。

加えて幼稚園,小学校に在籍していたことが分かる資料が必要です。小学校の通知表等何か資料があれば提出し,全くなければ卒業証明書等を小学校に発行してもらいます。

最後に,「陳述書」の提出も必要となります。母子手帳が出せないことをご本人等が述べる形の書面になりますが,当事務所でお聴き取りをさせていただくことになります。

その他のコラム

3.B型肝炎給付金対象者とは

給付金の対象者は,以下の4つの条件を満たす方です。 ①B型肝炎ウイルスに持続感染されている方 ②満7歳になるまでに集団予防接種を受けた方 ③昭和23年7月1日から昭和63年1月27日の間に集団予防接種を受けた方 ④集団予防接種以外の感染原因(母子感染・輸血等)がない方 (1)①B型肝炎ウイルス...

10.私は母子感染だと病院で言われたことがありますが対象となりますか

母子感染の場合は,集団予防接種等による感染ではありませんが,集団予防接種等によってB型肝炎ウイルスに持続感染した女性(母親が一次感染者になります)が出産する際,母子感染が起こる可能性があります。この場合,その母子感染によりB型肝炎ウイルスに持続感染した方についても,救済の対象になります。以下,その条件について...

1.B型肝炎給付金とは?

B型肝炎給付金とは,「幼少期に受けた集団予防接種等の際に,注射器が連続使用されたことによってB型肝炎ウイルスに持続感染された方」が,国から受け取れる給付金です。

 

給付対象者(一時感染者)から母子感染(または父子感染)された方(二次感染者)や,給付対象者の相続人の方も,給付対象となります。

30.裁判所に私も行かないといけないのでしょうか?

裁判所にお越しいただく必要はありません!

  

フィル法律事務所にご依頼いただければ,B型肝炎給付金を受け取るのに必要な資料収集をお手伝いし,あなたの代理人として国に対する裁判手続を行います。

  

裁判所には,あなたの代理人として弁護士が出廷いたしますので,ご安心して報告...